アマゾンが年に45万ドルを払ったセルフパブリッシングライターの話(後編)
注)これは私の翻訳ですが、英語が得意というわけではないので、おかしい表現や誤訳が多々あるかと思います。要旨の理解に大きな支障は無いのではないかと思いますが、その点に留意して読んでいただければと思います。よっぽどおかしければ教えてください。
なお、原典は以下のリンクからお読みください(英語が読める方はこちらからの方が確実)。
Amazon Pays $450,000 A Year To This Self-Published Writer
コミュニティの構築
他にも似たようなマーケティング戦略の見識を共有しようと何人かの作家と話をした。そのうちの一人がメル・シェラット氏である。彼女は「Taunting The Dead」や「The Estate」シリーズの作者で、数年前正規の公共サービス職からリストラされた経験を持つ。彼女は以前、12年にわたって「Taunting The Dead」を公式なルートで販売してもらおうと試みていたがその結果は芳しいものではなかった。
彼女の場合のカギは、日常全般のことについてブログに書いて投稿していた点にある。ブログを通して、彼女の仕事と同等に彼女自身の物語について興味を抱く人々の小さなコミュニティが形成されるようになったのである。かつて、彼女がアマゾンでの最初の本を出版した時には自ら作品に引き込まれ、お金を使うことを保証しているも同然の読者層をすでに持っていたわけだ。最初はたとえそれが興味本位のものだったとしても、彼女はいっこうに構わない。
シェラット氏は、コミュニティの魅力の重要さを私に対して調子よく教えてくれた。ドーソン氏とまさに同じだ。彼女もファンやアドバイスを求める新進の作家にきちんと対応することに「時間」を費やしている。具体的にはメーリングリストに登録している熱心な読者に対して、無料のサンプルを配り、月刊のニュースレターを配信するということをしていたのである。
このコミュニティは、ランディングページで彼女の本を好評価する人々で構成されており、私たちがもう知っているように、そこではチャンスをつかむことを奨励している。シェラット氏が最初に出した本は最終的には10万冊売れた。何冊か出すと、ある出版社から発売を打診されるようになった。その出版社こそ、かつて彼女の本を出版することを断った会社だったのである。
さいころの目は揃った
ドーソン氏とシェラット氏が以前経験していた単調な日々の物語は、ロンドンブックフェアに参加しているようなまだ日の目を見ない作家たちに対してのアピールとなっている。彼らにとって二人の話を聞けることは幸せなことなのだ。彼らの成功を直接目にすることは、形があり、現実的なルートが示されることになる。なぜなら、他の人は、まさに彼らと同じことをしているからである。
確かに、私が話した人々は、エリン・ブロコビッチ(訳者注:法律には素人だったが、環境問題の訴訟を起こして勝利した環境運動家)の展開と同じである。ドーソン氏も、シェラット氏も、(以前はウェイトレスで、ファンタジーホラーシリーズが爆発的な人気を得る前には無一文であったとして有名な)ステファニー・ハドソン氏もみんな注目せずにはいられないような裏話を持っている。このような苦難、忍耐の末に成功をつかむという(一部には極端な部分を含む)感動的な物語は、安っぽいハリウッドの「成金」映画のごとく簡単に作ることが出来る。だが、そんな物語は語るにしては安すぎるだろう。
セルフパブリッシングを簡単に成功できるという意味で言う人は、アマゾンがそれを信じ込ませたいのと同じレベルで不誠実な行為をしているのではないだろうか。フィル・ハーパー氏も「How You Got Caught In The Net」の著者であり、セルフパブリッシングで成功したとはあまり言えない人物の一人だ。
「極端なことを言ってしまうと、セルフパブリッシングというのは、あなたの作品をフェイスブック上で披露しているのと同じなのです。なので、家族や友人、そしてあなた自身というネットワークの広さでしか作品が伝わらないという限界があるでしょうね。作家たちは優れた商人や、出版代理人にはなれないかもしれません。ゆえに、素晴らしい本を書き、人々に読んでもらうことは、けして簡単な仕事ではないのです」
彼はそう説明する。
ハーパー氏は、あなたの作品を市場に売り出すために必要なコミットメントの時間は多くの作家にとっては非現実的なものである、と認識している(しかも、それはどのように上手くいくのか不確実だ)。これはセルフパブリッシングプラットフォームには落とし穴が待ち構えているということである。特に、それはアマゾンが提供する助言の少なさというところに表れている。
「あなたはアマゾンからのメールを全て受け取っているかもしれませんが、彼らはいつも製品、もしくは注目している本の貸し出しや、イチオシのライブラリといったサービスについてしか言及していません。それらはアドバイスには違いありませんが、もっぱらアマゾンへアクセスするためのアドバイスであり、作家に対してのものではありません」
「向こうの立場から考えれば、彼らはどれだけの商品が売り出されているかについて気を配るわけで、あなたの本が売れるかどうかについては必ずしも気にしていないということです。15万人の作家が、それぞれ10冊ずつ本を売ったとしますね。そうすると、アマゾンは150万冊分の売り上げが発生するわけですが、10冊しか売っていない作家側にとっては十分な収入となるわけがありません。」最終的に、ハーパー氏いわく彼の本は約400人に読まれたが、彼は22ドルしか手に入れることが出来なかったと言う。
彼の最後の指摘は分かりやすいものである。稀なスーパーサクセスストーリーを持つ人は別にして、ほとんどのセルフパブリッシング作家は出版数が少ないということである。多少は多くの本を出版している人もおり、そう言う人はおそらく意味のある収入をつくれているのだが、ほとんどの人はフルタイムの仕事をしながら、セルフパブリッシングというチャンスに片足を入れている程度なのではないだろうか。
アマゾンは売り上げの30%を与えるという契約で、出版の機会を与えるため大規模なプラットフォームを作家たちに提供してくれている。これが意味するのは、パートタイムの作家や間違いで小説書きに手を出してしまった人、文筆業でお金を稼ぎたい人たちから多額のお金を生み出すことが出来るということなのである。アマゾンの成功にとって、作家たちの成功は特別必要ではないのだ。
もう一人のセルフパブリッシング作家で「The Two Empires」の著者である、ジャック・バロウ氏もまた、おおよそ50冊が売れた程度で、成功したとは言えない人物である。しかし、彼は辛い思いをした経験は無い。このことについては実に楽観的な性格なのだ。だが、あるとき、セルフパブリッシングは自分自身ですべてをこなす必要があり、これはとんでもなく難しいことだということに気が付いたのである。
「セルフパブリッシングについて1つ言えることは、あなたは作家だけではなく、一人で編集者、グラフィックデザイナー、マーケター、経理、サイト管理人……といった役割もこなさなくてはならないということです。これは仕事がたくさんあり、多様なスキルを学ばなければならないことを意味していますが、私はこれを何とかしてよりやりがいのあるものにしようと考えています。それはきっと、もっとクリエイティブなコントロールを私たちにもたらすはずです。私が考えるに、1つの大きなカギは、他の人から助けてもらうことを恐がらないことです」
彼は続ける。「紙の書籍と電子書籍の間で、今のところ私は約50冊を売り上げています。一般的な作家としての成功は考えられないかもしれませんが、私は今までより多くの人に本を読んでもらえているのです。セルフパブリッシングにおいて、私は巨大なマーケティングキャンペーンを行えませんので、正直なところ本がたくさん売れることは必要でもないし、期待もしていないのです」
「人々が友人に向けて、作品を口コミでおススメしてくれれば、読んでくれる人は着実に増えるでしょう。私はこれを本に関わる暮らしのスタートラインに立ったに過ぎないと考えています。これからもずっとアマゾンで私の作品が発売され続けていれば、セールスはこれからも伸びていきますよ」
バロウ氏の楽観は、これからも口コミを通じてセールスは伸びていくという考えからきている。それはきっと実現可能だ。とりわけ、ロングテール(訳者注:売れる機会が少ない商品でもたくさん揃えることで総体の売り上げには寄与する法則のこと)の発生要因によってその実現は果たされるだろう。バロウ氏の本はずっとKindleストアにあるのだから、これからもっと多くの人に買われ、読まれ、レビューを書いてもらえるように思える。もしくは、もう少しすると突然彼の本にスポットライトがあたり、爆発的に売れるようになるかもしれない。
それは起きて欲しいことではあるのだが、もちろんすんなり聞いてもらえる話ではないだろう。一つ例を出そう。ずっともがいていたアメリカの作家、デイヴィッド・ゴードンは犯罪ミステリー小説、「The Serialist」(邦題:二流小説家)が日本で大ヒットし、人気を博すようになった。彼はあまり知られていなかったが、作品が翻訳されると日本では非常に有名になり、ついには作品が映画化されてしまったのである。彼は権威のある賞をいくつか獲得し、二作目の「Mystery Girl」は、アメリカに先駆けて日本で先行販売されることになったほどだ。
あなたが正確な翻訳が出来る立場にある場合、他のマーケットにターゲットを設定するのも戦略としてはありだろう。ドーソン氏も、彼の本のうちの1つが他の国に続いてまもなくドイツとチェコでも販売開始になる、と私に語っていた。
大変な仕事とさらに少しだけ大変な仕事
ここまで何人かの作家と話をして、はっきり分かったことがある。それは、セルフパブリッシングで成功するための決定的な戦略など、この世に存在しないということである。あなたに必要なのは、執筆と並行し、しかも執筆と同程度の時間をマーケティングやコミュニティの構築に費やすといった多種多様な仕事を一日という短い時間の中で続ける気概と決心である。ドーソン氏も、シェラット氏も、ハドソン氏もここは共通している。
ある日突然、素晴らしき偶然によって人気を得るような作家はいない。信じられないような基礎的な努力(主にコミュニティの構築)を以前からコツコツやっていたことが、彼らをこのステージに連れて来てくれたのである。そして、彼らの成功を少しでも見習いたい人は誰でも、同じことをしなければいけないのである。
(終了)
>>前編を読む
なお、原典は以下のリンクからお読みください(英語が読める方はこちらからの方が確実)。
Amazon Pays $450,000 A Year To This Self-Published Writer
コミュニティの構築
他にも似たようなマーケティング戦略の見識を共有しようと何人かの作家と話をした。そのうちの一人がメル・シェラット氏である。彼女は「Taunting The Dead」や「The Estate」シリーズの作者で、数年前正規の公共サービス職からリストラされた経験を持つ。彼女は以前、12年にわたって「Taunting The Dead」を公式なルートで販売してもらおうと試みていたがその結果は芳しいものではなかった。
彼女の場合のカギは、日常全般のことについてブログに書いて投稿していた点にある。ブログを通して、彼女の仕事と同等に彼女自身の物語について興味を抱く人々の小さなコミュニティが形成されるようになったのである。かつて、彼女がアマゾンでの最初の本を出版した時には自ら作品に引き込まれ、お金を使うことを保証しているも同然の読者層をすでに持っていたわけだ。最初はたとえそれが興味本位のものだったとしても、彼女はいっこうに構わない。
シェラット氏は、コミュニティの魅力の重要さを私に対して調子よく教えてくれた。ドーソン氏とまさに同じだ。彼女もファンやアドバイスを求める新進の作家にきちんと対応することに「時間」を費やしている。具体的にはメーリングリストに登録している熱心な読者に対して、無料のサンプルを配り、月刊のニュースレターを配信するということをしていたのである。
このコミュニティは、ランディングページで彼女の本を好評価する人々で構成されており、私たちがもう知っているように、そこではチャンスをつかむことを奨励している。シェラット氏が最初に出した本は最終的には10万冊売れた。何冊か出すと、ある出版社から発売を打診されるようになった。その出版社こそ、かつて彼女の本を出版することを断った会社だったのである。
さいころの目は揃った
ドーソン氏とシェラット氏が以前経験していた単調な日々の物語は、ロンドンブックフェアに参加しているようなまだ日の目を見ない作家たちに対してのアピールとなっている。彼らにとって二人の話を聞けることは幸せなことなのだ。彼らの成功を直接目にすることは、形があり、現実的なルートが示されることになる。なぜなら、他の人は、まさに彼らと同じことをしているからである。
確かに、私が話した人々は、エリン・ブロコビッチ(訳者注:法律には素人だったが、環境問題の訴訟を起こして勝利した環境運動家)の展開と同じである。ドーソン氏も、シェラット氏も、(以前はウェイトレスで、ファンタジーホラーシリーズが爆発的な人気を得る前には無一文であったとして有名な)ステファニー・ハドソン氏もみんな注目せずにはいられないような裏話を持っている。このような苦難、忍耐の末に成功をつかむという(一部には極端な部分を含む)感動的な物語は、安っぽいハリウッドの「成金」映画のごとく簡単に作ることが出来る。だが、そんな物語は語るにしては安すぎるだろう。
セルフパブリッシングを簡単に成功できるという意味で言う人は、アマゾンがそれを信じ込ませたいのと同じレベルで不誠実な行為をしているのではないだろうか。フィル・ハーパー氏も「How You Got Caught In The Net」の著者であり、セルフパブリッシングで成功したとはあまり言えない人物の一人だ。
「極端なことを言ってしまうと、セルフパブリッシングというのは、あなたの作品をフェイスブック上で披露しているのと同じなのです。なので、家族や友人、そしてあなた自身というネットワークの広さでしか作品が伝わらないという限界があるでしょうね。作家たちは優れた商人や、出版代理人にはなれないかもしれません。ゆえに、素晴らしい本を書き、人々に読んでもらうことは、けして簡単な仕事ではないのです」
彼はそう説明する。
ハーパー氏は、あなたの作品を市場に売り出すために必要なコミットメントの時間は多くの作家にとっては非現実的なものである、と認識している(しかも、それはどのように上手くいくのか不確実だ)。これはセルフパブリッシングプラットフォームには落とし穴が待ち構えているということである。特に、それはアマゾンが提供する助言の少なさというところに表れている。
「あなたはアマゾンからのメールを全て受け取っているかもしれませんが、彼らはいつも製品、もしくは注目している本の貸し出しや、イチオシのライブラリといったサービスについてしか言及していません。それらはアドバイスには違いありませんが、もっぱらアマゾンへアクセスするためのアドバイスであり、作家に対してのものではありません」
「向こうの立場から考えれば、彼らはどれだけの商品が売り出されているかについて気を配るわけで、あなたの本が売れるかどうかについては必ずしも気にしていないということです。15万人の作家が、それぞれ10冊ずつ本を売ったとしますね。そうすると、アマゾンは150万冊分の売り上げが発生するわけですが、10冊しか売っていない作家側にとっては十分な収入となるわけがありません。」最終的に、ハーパー氏いわく彼の本は約400人に読まれたが、彼は22ドルしか手に入れることが出来なかったと言う。
彼の最後の指摘は分かりやすいものである。稀なスーパーサクセスストーリーを持つ人は別にして、ほとんどのセルフパブリッシング作家は出版数が少ないということである。多少は多くの本を出版している人もおり、そう言う人はおそらく意味のある収入をつくれているのだが、ほとんどの人はフルタイムの仕事をしながら、セルフパブリッシングというチャンスに片足を入れている程度なのではないだろうか。
アマゾンは売り上げの30%を与えるという契約で、出版の機会を与えるため大規模なプラットフォームを作家たちに提供してくれている。これが意味するのは、パートタイムの作家や間違いで小説書きに手を出してしまった人、文筆業でお金を稼ぎたい人たちから多額のお金を生み出すことが出来るということなのである。アマゾンの成功にとって、作家たちの成功は特別必要ではないのだ。
もう一人のセルフパブリッシング作家で「The Two Empires」の著者である、ジャック・バロウ氏もまた、おおよそ50冊が売れた程度で、成功したとは言えない人物である。しかし、彼は辛い思いをした経験は無い。このことについては実に楽観的な性格なのだ。だが、あるとき、セルフパブリッシングは自分自身ですべてをこなす必要があり、これはとんでもなく難しいことだということに気が付いたのである。
「セルフパブリッシングについて1つ言えることは、あなたは作家だけではなく、一人で編集者、グラフィックデザイナー、マーケター、経理、サイト管理人……といった役割もこなさなくてはならないということです。これは仕事がたくさんあり、多様なスキルを学ばなければならないことを意味していますが、私はこれを何とかしてよりやりがいのあるものにしようと考えています。それはきっと、もっとクリエイティブなコントロールを私たちにもたらすはずです。私が考えるに、1つの大きなカギは、他の人から助けてもらうことを恐がらないことです」
彼は続ける。「紙の書籍と電子書籍の間で、今のところ私は約50冊を売り上げています。一般的な作家としての成功は考えられないかもしれませんが、私は今までより多くの人に本を読んでもらえているのです。セルフパブリッシングにおいて、私は巨大なマーケティングキャンペーンを行えませんので、正直なところ本がたくさん売れることは必要でもないし、期待もしていないのです」
「人々が友人に向けて、作品を口コミでおススメしてくれれば、読んでくれる人は着実に増えるでしょう。私はこれを本に関わる暮らしのスタートラインに立ったに過ぎないと考えています。これからもずっとアマゾンで私の作品が発売され続けていれば、セールスはこれからも伸びていきますよ」
バロウ氏の楽観は、これからも口コミを通じてセールスは伸びていくという考えからきている。それはきっと実現可能だ。とりわけ、ロングテール(訳者注:売れる機会が少ない商品でもたくさん揃えることで総体の売り上げには寄与する法則のこと)の発生要因によってその実現は果たされるだろう。バロウ氏の本はずっとKindleストアにあるのだから、これからもっと多くの人に買われ、読まれ、レビューを書いてもらえるように思える。もしくは、もう少しすると突然彼の本にスポットライトがあたり、爆発的に売れるようになるかもしれない。
それは起きて欲しいことではあるのだが、もちろんすんなり聞いてもらえる話ではないだろう。一つ例を出そう。ずっともがいていたアメリカの作家、デイヴィッド・ゴードンは犯罪ミステリー小説、「The Serialist」(邦題:二流小説家)が日本で大ヒットし、人気を博すようになった。彼はあまり知られていなかったが、作品が翻訳されると日本では非常に有名になり、ついには作品が映画化されてしまったのである。彼は権威のある賞をいくつか獲得し、二作目の「Mystery Girl」は、アメリカに先駆けて日本で先行販売されることになったほどだ。
あなたが正確な翻訳が出来る立場にある場合、他のマーケットにターゲットを設定するのも戦略としてはありだろう。ドーソン氏も、彼の本のうちの1つが他の国に続いてまもなくドイツとチェコでも販売開始になる、と私に語っていた。
大変な仕事とさらに少しだけ大変な仕事
ここまで何人かの作家と話をして、はっきり分かったことがある。それは、セルフパブリッシングで成功するための決定的な戦略など、この世に存在しないということである。あなたに必要なのは、執筆と並行し、しかも執筆と同程度の時間をマーケティングやコミュニティの構築に費やすといった多種多様な仕事を一日という短い時間の中で続ける気概と決心である。ドーソン氏も、シェラット氏も、ハドソン氏もここは共通している。
ある日突然、素晴らしき偶然によって人気を得るような作家はいない。信じられないような基礎的な努力(主にコミュニティの構築)を以前からコツコツやっていたことが、彼らをこのステージに連れて来てくれたのである。そして、彼らの成功を少しでも見習いたい人は誰でも、同じことをしなければいけないのである。
(終了)
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