このセルフパブリッシングがすごい!2016年版の紹介
セルフパブリッシングの面白さを知りたいヤツはこれを読め!
<注目点>
「セルパブ夏の100冊」と似ているのでどうしても比較になりますが、いくつか注目点をあげていきます。
1.「目録」か「ガイド」か
「セルパブ夏の100冊」はどちらかというと「目録」です。「こんなにたくさんの本があるんだよ!」ということを伝えたいというメッセージを感じます。言うなれば「さあ、視野を広げてごらん」と助言をしてくれるアドバイザーのような存在です。
一方で「このセルパブがすごい」は「ガイド」な感じがあります。「これはこう楽しむんだ!」という能動的なメッセージを感じました。こちらの行動をぐいぐい引っ張ってくれるコーチのような存在でしょうか。
なので、まだセルパブに抵抗があるような読者に読ませると「心理的ハードル」を越えさせることができるような気がします。
2.作品紹介の方法
「セルパブ夏の100冊」は自薦なので、どちらかと言えば広報活動に重点を置いていたのに対して、「このセルパブがすごい」はほぼ他薦です。作家さんが書いているので内輪と言ってしまえばそれまでなのかもしれませんが、それでも他者の評価と言うのは行動を喚起するうえで重要な役割を持っています。アマゾンでカスタマーレビューがトピックにあがるのはこのためです。
他者の評価に重点を置いた構成は一般(メジャー)の読者からすると読みやすいものであると思います。
3.ランキング
この2冊の最大の違いは、ランキング制を採用したことです。もともと個性が出やすいセルフパブリッシングの世界で、何かの尺度を持って判断することを前提とするランキングを付けることには賛否があるのだと思いますが、裾野を広げていく上ではあってもいいと個人的には思います。
セルフパブリッシングをしている方々が付けたランキングですから、基準も個性があったことでしょう。その証左に票が割れまくっていたようです。そんな基準にかなりバラつきがある状態でも上位にランク付けされた作品というのは、「あらゆる基準」に対応できる「より多くの人が楽しめる作品」だと言えます。
「より多くの人に楽しんでもらえる作品」にだけ価値があるのかと言えば、そんなことはまったくありません。しかし、「読み専の層」にまで読者層を広げるにはやはり楽しめる可能性が高いものを示してあげる必要があると思いますので、やはり必要だったのではないでしょうか。
「セルパブ夏の100冊」と似ているのでどうしても比較になりますが、いくつか注目点をあげていきます。
1.「目録」か「ガイド」か
「セルパブ夏の100冊」はどちらかというと「目録」です。「こんなにたくさんの本があるんだよ!」ということを伝えたいというメッセージを感じます。言うなれば「さあ、視野を広げてごらん」と助言をしてくれるアドバイザーのような存在です。
一方で「このセルパブがすごい」は「ガイド」な感じがあります。「これはこう楽しむんだ!」という能動的なメッセージを感じました。こちらの行動をぐいぐい引っ張ってくれるコーチのような存在でしょうか。
なので、まだセルパブに抵抗があるような読者に読ませると「心理的ハードル」を越えさせることができるような気がします。
2.作品紹介の方法
「セルパブ夏の100冊」は自薦なので、どちらかと言えば広報活動に重点を置いていたのに対して、「このセルパブがすごい」はほぼ他薦です。作家さんが書いているので内輪と言ってしまえばそれまでなのかもしれませんが、それでも他者の評価と言うのは行動を喚起するうえで重要な役割を持っています。アマゾンでカスタマーレビューがトピックにあがるのはこのためです。
他者の評価に重点を置いた構成は一般(メジャー)の読者からすると読みやすいものであると思います。
3.ランキング
この2冊の最大の違いは、ランキング制を採用したことです。もともと個性が出やすいセルフパブリッシングの世界で、何かの尺度を持って判断することを前提とするランキングを付けることには賛否があるのだと思いますが、裾野を広げていく上ではあってもいいと個人的には思います。
セルフパブリッシングをしている方々が付けたランキングですから、基準も個性があったことでしょう。その証左に票が割れまくっていたようです。そんな基準にかなりバラつきがある状態でも上位にランク付けされた作品というのは、「あらゆる基準」に対応できる「より多くの人が楽しめる作品」だと言えます。
「より多くの人に楽しんでもらえる作品」にだけ価値があるのかと言えば、そんなことはまったくありません。しかし、「読み専の層」にまで読者層を広げるにはやはり楽しめる可能性が高いものを示してあげる必要があると思いますので、やはり必要だったのではないでしょうか。
<使い方>
これらセルパブ作品を紹介する2冊の使い方を考えると以下のような感じがいいのではないでしょうか。
第1段階:「このセルパブがすごい」を読む(読ませる)
第2段階:興味を持ち(持たせて)、セルパブに対する心理的ハードルを越える(越えさせる)
第3段階:なんでもいいので1冊読む(読ませる)
第4段階:すかさず「セルパブ夏の100冊」を読む(差し出す)
第5段階:自分の嗜好に合った本を探して読む(探させて読むよう仕向ける)
こんな感じでどうですかね(笑)まあ、使い方は自由です!
これらセルパブ作品を紹介する2冊の使い方を考えると以下のような感じがいいのではないでしょうか。
第1段階:「このセルパブがすごい」を読む(読ませる)
第2段階:興味を持ち(持たせて)、セルパブに対する心理的ハードルを越える(越えさせる)
第3段階:なんでもいいので1冊読む(読ませる)
第4段階:すかさず「セルパブ夏の100冊」を読む(差し出す)
第5段階:自分の嗜好に合った本を探して読む(探させて読むよう仕向ける)
こんな感じでどうですかね(笑)まあ、使い方は自由です!