家計安定のカギは不労所得にあり!
今回は家計の安定について考えてみようかと思います。私は別に経済や会計などは専門ではないので、あくまで持論ですが。
簡単に言えば、「時間労働」は短期支出の補てん、「不労所得」を生涯所得に回すようにするといいよというお話です。
簡単に言えば、「時間労働」は短期支出の補てん、「不労所得」を生涯所得に回すようにするといいよというお話です。
1.生涯所得という考え方
多くの人は、何となくお金のやり取りを月単位で考える傾向にあります。これはお給料が月単位で払われることが多いからですね。
このため、月単位で払うお金が安定的に支払える状態=月単位でまとまったお金が確実に入ることを安定だと考えている人が多いのではないかと思います。
しかし、これが本当に安定なのかは怪しい部分があります。雇用されている人の場合、解雇されるリスクが常につきまとうからです。もちろん失業保険などが出ることが多いですが、非正規の場合はそれもなかったりします。ましてや会社が倒産なんてことになれば退職金なども無く、一気に不安定になります。
このため私は「月単位でまとまったお金が確実に入る」ことを「見せかけの安定」と呼びます。
では、本当の安定とは何でしょうか。ここで考えるのが「生涯所得」です。
「生涯所得」は基本的に「死ぬまでに(最低限)不足が無いであろう金額」になります。ただ、実際はいつ死ぬかは分からないので、とりあえず「今後10年で最低限不足が無いであろう金額」ぐらいに考えておくとよさそうです。
もし、この「生涯所得」がすでにある場合は、極端な話働かなくてもいいことになります。いわゆる「遊んで暮らせる」というやつです。「遊ぶ」といってもギャンブルとかをやるとお金がすぐにふっとぶので、注意が必要ですけれど。
この「生涯所得」がすでにある人はあまりいないと思いますが、現在持っている預貯金や資産がこの生涯所得額のうち高い割合を示していれば比較的安定していると言えます。仮に緊急的な出費があったとしても、それらを取り崩すことで出費できる可能性も高くなるでしょう。
この点から、私は「生涯所得額に近づけば近づいているほど家計は安定していると言える」と考えています。
多くの人は、何となくお金のやり取りを月単位で考える傾向にあります。これはお給料が月単位で払われることが多いからですね。
このため、月単位で払うお金が安定的に支払える状態=月単位でまとまったお金が確実に入ることを安定だと考えている人が多いのではないかと思います。
しかし、これが本当に安定なのかは怪しい部分があります。雇用されている人の場合、解雇されるリスクが常につきまとうからです。もちろん失業保険などが出ることが多いですが、非正規の場合はそれもなかったりします。ましてや会社が倒産なんてことになれば退職金なども無く、一気に不安定になります。
このため私は「月単位でまとまったお金が確実に入る」ことを「見せかけの安定」と呼びます。
では、本当の安定とは何でしょうか。ここで考えるのが「生涯所得」です。
「生涯所得」は基本的に「死ぬまでに(最低限)不足が無いであろう金額」になります。ただ、実際はいつ死ぬかは分からないので、とりあえず「今後10年で最低限不足が無いであろう金額」ぐらいに考えておくとよさそうです。
もし、この「生涯所得」がすでにある場合は、極端な話働かなくてもいいことになります。いわゆる「遊んで暮らせる」というやつです。「遊ぶ」といってもギャンブルとかをやるとお金がすぐにふっとぶので、注意が必要ですけれど。
この「生涯所得」がすでにある人はあまりいないと思いますが、現在持っている預貯金や資産がこの生涯所得額のうち高い割合を示していれば比較的安定していると言えます。仮に緊急的な出費があったとしても、それらを取り崩すことで出費できる可能性も高くなるでしょう。
この点から、私は「生涯所得額に近づけば近づいているほど家計は安定していると言える」と考えています。
2.「お金が無い」の正体
そうはいっても、日常的に消費しなくてはいけない額というのは間違いなくあります。
多くの人が(私も含め)「お金が無い~(>_<)」と言っているのは、この日常的に払う必要がある「キャッシュ」(基本現金)が不足しそうということです。
逆に言えば、生涯所得の観点からはお金がまだまだ不足していても、短期的に支払うべきものが何とかなりそうなら首が回るので「安心」はできます。
試しに、複式簿記で出てくるバランスシート(貸借対照表)をつくってみるといいですよ。家計は企業ほど複雑ではないので、ちょっと調べればすぐに書けます。すると、多くの人は何らかのローンを持っていることが多いので、いわゆる債務超過に陥っているはずです。私も200万を超える奨学金を抱えているので、すごい債務超過です(笑)
企業だと、債務超過はまずいことだと思われていますが(信用問題がありますからね)、家計ではそこまで深刻ではありません。なぜなら、債務超過でも普通に生活できるからです。言い換えると、短期的(通常は1年間)に払うべき負債額が現在の資産を下回っている=首が回るということでもあります。もちろん同時に、家計が負債を除いて黒字である必要がありますが。
首が回るのならひとまず「安心」です。慌てて何かをしなくてはいけないという状況ではありません。しかし、生涯所得の観点から言えば「不安定」である可能性は十分にあります。
どのように考えたら、より「安定」するでしょうか。
そうはいっても、日常的に消費しなくてはいけない額というのは間違いなくあります。
多くの人が(私も含め)「お金が無い~(>_<)」と言っているのは、この日常的に払う必要がある「キャッシュ」(基本現金)が不足しそうということです。
逆に言えば、生涯所得の観点からはお金がまだまだ不足していても、短期的に支払うべきものが何とかなりそうなら首が回るので「安心」はできます。
試しに、複式簿記で出てくるバランスシート(貸借対照表)をつくってみるといいですよ。家計は企業ほど複雑ではないので、ちょっと調べればすぐに書けます。すると、多くの人は何らかのローンを持っていることが多いので、いわゆる債務超過に陥っているはずです。私も200万を超える奨学金を抱えているので、すごい債務超過です(笑)
企業だと、債務超過はまずいことだと思われていますが(信用問題がありますからね)、家計ではそこまで深刻ではありません。なぜなら、債務超過でも普通に生活できるからです。言い換えると、短期的(通常は1年間)に払うべき負債額が現在の資産を下回っている=首が回るということでもあります。もちろん同時に、家計が負債を除いて黒字である必要がありますが。
首が回るのならひとまず「安心」です。慌てて何かをしなくてはいけないという状況ではありません。しかし、生涯所得の観点から言えば「不安定」である可能性は十分にあります。
どのように考えたら、より「安定」するでしょうか。
3.時間労働と不労所得(非時間労働)
この問題を解決する一つの考え方が、「時間労働」と「不労所得」を組み合わせる考え方です。
「時間労働」というのが、多くの人が「働く」と言われた思い浮かぶことです。正確には「指定の作業ないし指定の期間にわたって仕事をすることで、それに対応して都度お金をもらう労働」と言えます。
このため、原則として作業や定められた期間の仕事をしなければ収入は0になります。会社の場合は有給休暇や失業保険などがあるのですぐ0になるわけではありませんが、フリーランスの場合は即0になりますね。逆に言えば、選ばなければ働く場はあることが多く、短期的な資金繰りには向いています。
不労所得は、「作業や指定の期間の仕事に対応していないが発生するお金」です。昨日の記事に書いたようなKDP(電子書籍自己出版)などは労働はしていますが、それに対応してお金が入ってくるわけではありませんね。ストアに出しておけば継続的にお金になる可能性があるということです。アパートなどの大家さんも家の管理などの労働はしていますが、それに対応してお金をもらっているのではなく、借りている人からの家賃収入を継続的にもらっています。
時々勘違いしている方がいますが、不労所得とは「働かないこと」ではありません。「働きに応じて入ってくるお金ではない」ということです。すごい働いたのに0やマイナスになることもあれば、ちょっとしか働いていないのにすごい額のお金が入ってくることもあります。上限が無い代わりに、『短期的な』安定性には欠いています。
問題はこれをどう組み合わせるかです。
この問題を解決する一つの考え方が、「時間労働」と「不労所得」を組み合わせる考え方です。
「時間労働」というのが、多くの人が「働く」と言われた思い浮かぶことです。正確には「指定の作業ないし指定の期間にわたって仕事をすることで、それに対応して都度お金をもらう労働」と言えます。
このため、原則として作業や定められた期間の仕事をしなければ収入は0になります。会社の場合は有給休暇や失業保険などがあるのですぐ0になるわけではありませんが、フリーランスの場合は即0になりますね。逆に言えば、選ばなければ働く場はあることが多く、短期的な資金繰りには向いています。
不労所得は、「作業や指定の期間の仕事に対応していないが発生するお金」です。昨日の記事に書いたようなKDP(電子書籍自己出版)などは労働はしていますが、それに対応してお金が入ってくるわけではありませんね。ストアに出しておけば継続的にお金になる可能性があるということです。アパートなどの大家さんも家の管理などの労働はしていますが、それに対応してお金をもらっているのではなく、借りている人からの家賃収入を継続的にもらっています。
時々勘違いしている方がいますが、不労所得とは「働かないこと」ではありません。「働きに応じて入ってくるお金ではない」ということです。すごい働いたのに0やマイナスになることもあれば、ちょっとしか働いていないのにすごい額のお金が入ってくることもあります。上限が無い代わりに、『短期的な』安定性には欠いています。
問題はこれをどう組み合わせるかです。
4.「安定」に近づく働き方
私は以下のような組み合わせが望ましいと考えています。
・「時間労働」は短期(1年間)の支出の補てんに充てる
・「不労所得」は生涯所得に充てる
「時間労働」というのは自分軸ではなく、他人軸で作業することを求められることが多いです。これは心を疲弊させます。なので出来るだけ「時間労働」は減らしたいところです。「時間労働」依存は実はちょっと怖いのです。
ちなみに、「時間労働」で成功している人はある意味勝者なので、仕事人間の人が多くて、心の疲弊に気づいていないことがあります。「嬉しい・やりがい」と「楽しい」は違うと私は思っているのですが(と言いつつ、私ものまれることがあります)。
現状の生涯所得(=預貯金・資産)を自分で決めたある期間(例えば10年)で割ったときに、今年1年で必要になるであろう額に達していなければ、その足りない部分は「時間労働」で埋めるという発想です。もちろん結果的に余ればそれは投資や貯金にまわり、最終的には生涯所得分にまわっていきます。
こう考えると、もっと冷静に自分の「働き方」を考えることができます。朝から晩まで目が回るような忙しさで働くことが本当に必要なのかなどを、ふと立ち止まって考えるきっかけになると思うのです。もちろん労働にはお金以外の要素もありますが、強迫観念のようなものを持っている状態で考えるのと、もっと広い視野を持った状態で考えるのでは結論が変わってくることもあると私は思います。
私は以下のような組み合わせが望ましいと考えています。
・「時間労働」は短期(1年間)の支出の補てんに充てる
・「不労所得」は生涯所得に充てる
「時間労働」というのは自分軸ではなく、他人軸で作業することを求められることが多いです。これは心を疲弊させます。なので出来るだけ「時間労働」は減らしたいところです。「時間労働」依存は実はちょっと怖いのです。
ちなみに、「時間労働」で成功している人はある意味勝者なので、仕事人間の人が多くて、心の疲弊に気づいていないことがあります。「嬉しい・やりがい」と「楽しい」は違うと私は思っているのですが(と言いつつ、私ものまれることがあります)。
現状の生涯所得(=預貯金・資産)を自分で決めたある期間(例えば10年)で割ったときに、今年1年で必要になるであろう額に達していなければ、その足りない部分は「時間労働」で埋めるという発想です。もちろん結果的に余ればそれは投資や貯金にまわり、最終的には生涯所得分にまわっていきます。
こう考えると、もっと冷静に自分の「働き方」を考えることができます。朝から晩まで目が回るような忙しさで働くことが本当に必要なのかなどを、ふと立ち止まって考えるきっかけになると思うのです。もちろん労働にはお金以外の要素もありますが、強迫観念のようなものを持っている状態で考えるのと、もっと広い視野を持った状態で考えるのでは結論が変わってくることもあると私は思います。
5.生涯所得はいくらになるのか?
最後に、この考え方のキーポイントになる「生涯所得」の考え方を少しだけ書きます。
あらゆることを想定すると「生涯所得」はとんでもない額になりますし、想定にもキリがありません。
この「生涯所得爆発」問題を解決するには、あなたが生活するのに最低限必要だと思うものをリスト化することをおすすめします。「これだけは絶対に生活するのに必要!」というものを組み合わせていくのです。
これは個々人の価値観によるので、人によって額は変わってくるでしょう。人によっては「これはいらねえ」というものでも、別の人にとっては「もう必需品!」ということもありますからね。
もう少し言えば、住んでいる環境もかなり関係してきます。家賃などは地方のほうが低くなる傾向にあるはずです。逆に、都市では必要ないけど、地方では必需というものもあります(例えば車)。
こういうことを踏まえて「生涯所得」について考えてみてください。
というわけで、今回は家計の安定について考えてみました。
私もちゃんとしなきゃ……と書きながら思いました(笑)
ではでは!
最後に、この考え方のキーポイントになる「生涯所得」の考え方を少しだけ書きます。
あらゆることを想定すると「生涯所得」はとんでもない額になりますし、想定にもキリがありません。
この「生涯所得爆発」問題を解決するには、あなたが生活するのに最低限必要だと思うものをリスト化することをおすすめします。「これだけは絶対に生活するのに必要!」というものを組み合わせていくのです。
これは個々人の価値観によるので、人によって額は変わってくるでしょう。人によっては「これはいらねえ」というものでも、別の人にとっては「もう必需品!」ということもありますからね。
もう少し言えば、住んでいる環境もかなり関係してきます。家賃などは地方のほうが低くなる傾向にあるはずです。逆に、都市では必要ないけど、地方では必需というものもあります(例えば車)。
こういうことを踏まえて「生涯所得」について考えてみてください。
というわけで、今回は家計の安定について考えてみました。
私もちゃんとしなきゃ……と書きながら思いました(笑)
ではでは!