「職業勇者概要。」(コムギ・ダイスキーノ・アレルギノフ著)の紹介
真面目な妄想暴走作品!こんな作品アリなのか?ーーアリだ!
<作品概要>
著者:コムギ・ダイスキーノ・アレルギノフ(王立ヒノキスギ・カフン大名誉教授)
価格:376円(変更になっていることがあるので確認推奨)
著者:コムギ・ダイスキーノ・アレルギノフ(王立ヒノキスギ・カフン大名誉教授)
価格:376円(変更になっていることがあるので確認推奨)
<注目点>
いやー、ぶったげました。こんな作品がアリなのかと……。前回紹介した「このセルパブがすごい!」で見てから「これは買わねば」と思いすぐに買ってしまいましたよね(笑)そんな衝撃作品をご紹介しましょう。
1.妄想、架空、フィクションは小説だけじゃないんだぜ?
フィクションの代名詞と言えば、小説やマンガなどのいわゆる「ストーリー物」ですが、これは概要を説明した「学術書」です。なので、ストーリーはほぼ出てきません。
ですが、各設定の細かさはすごいです。私たちが生きている実際の社会とほぼ同じ「構図」を持っていながら、そこに「勇者」がいる違和感。そしてその違和感を自信を持って書ききる作者。
設定のあまりの細かさに笑ってしまいましたが、なんというか「ほめ笑い」です。すごいとしか言いようがありません。
2.これぞセルパブの醍醐味
このような本は通常のルートでは絶対に世に出ません。そういう「キワモノ」とも言える作品でもストアに並べられるのがセルフパブリッシングの大きな魅力です。
ニーズは決して多くないはずですが、私などのように興味を示す人も必ずいますし、こういう「好き」を前面に押し出したようなものでもちゃんとレビューも付いているという事実は結構たくさんの人を救っているんじゃないかと思います。
3.クオリティを高めようという真摯さ
とはいえ、やはり「売りもの」にする以上、他人が見て「いいな」と思えるようにしておく必要があります。私はセルパブなどは自己満足ベース(動機)で構わないと思っていますが、一方でベース以外の部分はきちんと他人が見ることを前提にしておくべきだとも思います。
セルパブはだれでもできるが故に「低クオリティ作品」が出がちです。しかし、そのような作品があると、運悪くそれに当たった読者がセルパブ全体に悪印象を持ってしまう恐れがあります。それは誰も得をしない三方ダメの状況です。それを防ぐためにも、受け手としての自分と対話をしたり、数人に下読みしてもらうなどの「クオリティ向上」には力を注いでおく必要があります。
この作品はそうした「手抜き」感は全然感じませんでした。逆に、とても真摯なものを感じましたよ。
4.小ネタ
私自信、ユーモアに若干うといので、見落としているところが多数ある気がするのですが、固有名詞は結構小ネタ(パロディ)で構成されていると思います。
麻薬名が「マーシー」なのにはクスリと……(笑っていいのか分かりませんが 苦笑)。
なにはともあれ、少しでも興味がある方は読んでみてください! 真面目な妄想って案外面白いですよ?
いやー、ぶったげました。こんな作品がアリなのかと……。前回紹介した「このセルパブがすごい!」で見てから「これは買わねば」と思いすぐに買ってしまいましたよね(笑)そんな衝撃作品をご紹介しましょう。
1.妄想、架空、フィクションは小説だけじゃないんだぜ?
フィクションの代名詞と言えば、小説やマンガなどのいわゆる「ストーリー物」ですが、これは概要を説明した「学術書」です。なので、ストーリーはほぼ出てきません。
ですが、各設定の細かさはすごいです。私たちが生きている実際の社会とほぼ同じ「構図」を持っていながら、そこに「勇者」がいる違和感。そしてその違和感を自信を持って書ききる作者。
設定のあまりの細かさに笑ってしまいましたが、なんというか「ほめ笑い」です。すごいとしか言いようがありません。
2.これぞセルパブの醍醐味
このような本は通常のルートでは絶対に世に出ません。そういう「キワモノ」とも言える作品でもストアに並べられるのがセルフパブリッシングの大きな魅力です。
ニーズは決して多くないはずですが、私などのように興味を示す人も必ずいますし、こういう「好き」を前面に押し出したようなものでもちゃんとレビューも付いているという事実は結構たくさんの人を救っているんじゃないかと思います。
3.クオリティを高めようという真摯さ
とはいえ、やはり「売りもの」にする以上、他人が見て「いいな」と思えるようにしておく必要があります。私はセルパブなどは自己満足ベース(動機)で構わないと思っていますが、一方でベース以外の部分はきちんと他人が見ることを前提にしておくべきだとも思います。
セルパブはだれでもできるが故に「低クオリティ作品」が出がちです。しかし、そのような作品があると、運悪くそれに当たった読者がセルパブ全体に悪印象を持ってしまう恐れがあります。それは誰も得をしない三方ダメの状況です。それを防ぐためにも、受け手としての自分と対話をしたり、数人に下読みしてもらうなどの「クオリティ向上」には力を注いでおく必要があります。
この作品はそうした「手抜き」感は全然感じませんでした。逆に、とても真摯なものを感じましたよ。
4.小ネタ
私自信、ユーモアに若干うといので、見落としているところが多数ある気がするのですが、固有名詞は結構小ネタ(パロディ)で構成されていると思います。
麻薬名が「マーシー」なのにはクスリと……(笑っていいのか分かりませんが 苦笑)。
なにはともあれ、少しでも興味がある方は読んでみてください! 真面目な妄想って案外面白いですよ?