創造でビジネスをするための基本(試論)
第8回:無駄に遊べ!
前回までの話をざっくりまとめますね。あなたの好きなことやものを発信し、人間性(キャラクター)を人に伝える。こうするとファンができやすくなります。そして、その作品にもキャラ付けをし、自分の人間性とリンクさせると作品の魅力が伝わりやすくなって、買ってもらえる確率が上がります。ということでした。
今回はさらにもう一工夫すると、作品の魅力がアップするというお話です。
それが「無駄に遊べ!」です。
もう少し言うと、「無駄だと言われるようなこだわりを作品に含ませておく」ということです。
どういうことか説明していきましょう!
アニメが大ヒットした「けいおん!」は軽音楽部の女子5人の日常系作品でしたが、楽器と演奏(の録音)にすごいこだわりがありました。
作中で使われている楽器はどれも実際にあるものなので、楽器に詳しい人が見ると「あっ」となるものなんですね。「フェンダーだ!」とか「ギブソンかよ」みたいなツッコミ、「ムスタングは確かにこういう特徴が…」みたいな感じです。私は分かりませんが、アンプの音も「実際に使うとこういう音が出る」というものを再現できているようです。
こういうことって話の本筋とは全然関係ありませんので「無駄」ですよね。
ですが、こういう「無駄なこだわり」、つまり「遊び」が、分かる人向けのフックになっているのです。こういうフックに引っかかった人で、作品と相性が良い人は作品を見るようになるでしょう。
要するに、あなたの好きなもの(こと)とリンクした作品の内部において、好きな人にしか分からない要素をこっそり混ぜておくと、それがフックになり引っかかる人が現れるかもしれない、というわけです。
ただし、注意点もあります。
こだわりというのはあくまでフックです。料理で言えば隠し味ともいえます。なので、それが前面に出すぎると分からない人からむしろ敬遠される可能性が高くなります(もちろんそれをメインにしたものならいいですが)。
自分の好きなものを追求しつつ、受け手のことも忘れないという作業が必要になります。したがって、やや高度なテクニックです。超初心者はやらないほうがいいかもしれません。
というわけで、今回は「遊び」を入れると、作品に引っかかる人が増えるかもしれないよ、というお話でした。
次回は、第三者からの発信、コミュニティなんかについて書きたいと思います。
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今回はさらにもう一工夫すると、作品の魅力がアップするというお話です。
それが「無駄に遊べ!」です。
もう少し言うと、「無駄だと言われるようなこだわりを作品に含ませておく」ということです。
どういうことか説明していきましょう!
アニメが大ヒットした「けいおん!」は軽音楽部の女子5人の日常系作品でしたが、楽器と演奏(の録音)にすごいこだわりがありました。
作中で使われている楽器はどれも実際にあるものなので、楽器に詳しい人が見ると「あっ」となるものなんですね。「フェンダーだ!」とか「ギブソンかよ」みたいなツッコミ、「ムスタングは確かにこういう特徴が…」みたいな感じです。私は分かりませんが、アンプの音も「実際に使うとこういう音が出る」というものを再現できているようです。
こういうことって話の本筋とは全然関係ありませんので「無駄」ですよね。
ですが、こういう「無駄なこだわり」、つまり「遊び」が、分かる人向けのフックになっているのです。こういうフックに引っかかった人で、作品と相性が良い人は作品を見るようになるでしょう。
要するに、あなたの好きなもの(こと)とリンクした作品の内部において、好きな人にしか分からない要素をこっそり混ぜておくと、それがフックになり引っかかる人が現れるかもしれない、というわけです。
ただし、注意点もあります。
こだわりというのはあくまでフックです。料理で言えば隠し味ともいえます。なので、それが前面に出すぎると分からない人からむしろ敬遠される可能性が高くなります(もちろんそれをメインにしたものならいいですが)。
自分の好きなものを追求しつつ、受け手のことも忘れないという作業が必要になります。したがって、やや高度なテクニックです。超初心者はやらないほうがいいかもしれません。
というわけで、今回は「遊び」を入れると、作品に引っかかる人が増えるかもしれないよ、というお話でした。
次回は、第三者からの発信、コミュニティなんかについて書きたいと思います。
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