創造でビジネスをするための基本(試論)
第9回:感想ノ力ハ絶大ナリ
前回まではずっと作品やあなたを広告することについてのお話をしてきましたが、今回は少し毛色が違います。
今回は、「第三者からの推薦」、すなわちPRについてお話します。
一般の本や作品でも、有名人の推薦があるものってありますよね。あれが戦略的なPRです。
一方、通販番組の個人感想もPRですが、あれは台本があるだろうという疑念が視聴者に強いので広告にかなり近いですね(というか台本ありますよね)。
広告とPRを分けているものは、第三者の発信であるか否か、それが自然に出てきたものか否かです。
と言う面で考えると、あなたの作品を推薦してくれる人は誰か。有名人が知り合いにいればその人に頼むのが手っ取り早いかもしれませんが、そんな知り合い普通いませんよね。
そこで重要になるのが、あなたの作品を受け取ってくれたお客さんです。
そして、お客さんの書いた感想・レビューが事実上推薦文になります。
例えばこれで悪い評判ばかり書かれたどうするのだという話もありますが、それはそういう作品であったと認めるしかないでしょう。ただ、意図的に誹謗中傷していることが明らかである場合には何らかの措置を検討しても良いと思います(しかし、ネット社会では残念ながら言ったもん勝ちのところもあり、難しい点です)。
ですが、ただやみくもに作品をばらまいても受け取ってくれる人というのは多くありませんし、そこからさらに感想を書いてくれる人となるとますます少なくなります。
そこで、「この作品は誰に向けたものなのか」をはっきりさせる必要があります。
前回までで行った作品のキャラ付けを参考に、「誰向けなのか?」を考えてみてください。
これが分かったら、そういう知り合いやコミュニティの一点と接触をして、彼らにだけ作品を配るのです。
その作品の効能がはっきりしており、ターゲットと合致していれば、そう言う人は作品に強く共感します。しかも、知り合いとなれば感想を書いてくれる確率は見ず知らずの人よりも数段高いはずです。
彼らは自分のコミュニティを持っているでしょう。そしてそのコミュニティには彼らと似た素質を持つ人が集まっている可能性が高く、同じく共感してもらえるわけです。
そうすると、その人たちがまた感想を書いて……と広がっていくことになります。こうなればあなたが努力しなくても自然に作品が広がります。これがPRであり、感想の力なのです。
繰り返しになりますが、ポイントはキーパーソンにだけ作品を配る(正確にはがっつり宣伝してみる)ということです。このキーパーソンを定めずに、マスに向けて作品を配っても駅前のビラ配り状態で、疲れるだけになってしまいます。
このキーパーソンを決める上でも、作品の「キャラ」が必要で、ターゲットを定める必要があります。最初はターゲットというよりは、「この人」と決めて、その人が喜んでくれる、共感してくれるであろう作品を書くと良いのではと思います。その人こそがキーパーソンになりますから。
まとめると……
①作者が行う段階
作品のターゲットを決める
>>>ターゲットのうちキーパーソンを決める
>>>キーパーソンに作品頒布
②PR段階
キーパーソンが感想を書く
>>>キーパーソンのコミュニティに広まる
>>>彼らが感想を書く
>>>それがまた別のコミュニティに…
>>>最終的に作品が広まっている!
こんな感じです。
次回は第1シリーズラストです。まとめを書いていきたいと思っております。
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今回は、「第三者からの推薦」、すなわちPRについてお話します。
一般の本や作品でも、有名人の推薦があるものってありますよね。あれが戦略的なPRです。
一方、通販番組の個人感想もPRですが、あれは台本があるだろうという疑念が視聴者に強いので広告にかなり近いですね(というか台本ありますよね)。
広告とPRを分けているものは、第三者の発信であるか否か、それが自然に出てきたものか否かです。
と言う面で考えると、あなたの作品を推薦してくれる人は誰か。有名人が知り合いにいればその人に頼むのが手っ取り早いかもしれませんが、そんな知り合い普通いませんよね。
そこで重要になるのが、あなたの作品を受け取ってくれたお客さんです。
そして、お客さんの書いた感想・レビューが事実上推薦文になります。
例えばこれで悪い評判ばかり書かれたどうするのだという話もありますが、それはそういう作品であったと認めるしかないでしょう。ただ、意図的に誹謗中傷していることが明らかである場合には何らかの措置を検討しても良いと思います(しかし、ネット社会では残念ながら言ったもん勝ちのところもあり、難しい点です)。
ですが、ただやみくもに作品をばらまいても受け取ってくれる人というのは多くありませんし、そこからさらに感想を書いてくれる人となるとますます少なくなります。
そこで、「この作品は誰に向けたものなのか」をはっきりさせる必要があります。
前回までで行った作品のキャラ付けを参考に、「誰向けなのか?」を考えてみてください。
これが分かったら、そういう知り合いやコミュニティの一点と接触をして、彼らにだけ作品を配るのです。
その作品の効能がはっきりしており、ターゲットと合致していれば、そう言う人は作品に強く共感します。しかも、知り合いとなれば感想を書いてくれる確率は見ず知らずの人よりも数段高いはずです。
彼らは自分のコミュニティを持っているでしょう。そしてそのコミュニティには彼らと似た素質を持つ人が集まっている可能性が高く、同じく共感してもらえるわけです。
そうすると、その人たちがまた感想を書いて……と広がっていくことになります。こうなればあなたが努力しなくても自然に作品が広がります。これがPRであり、感想の力なのです。
繰り返しになりますが、ポイントはキーパーソンにだけ作品を配る(正確にはがっつり宣伝してみる)ということです。このキーパーソンを定めずに、マスに向けて作品を配っても駅前のビラ配り状態で、疲れるだけになってしまいます。
このキーパーソンを決める上でも、作品の「キャラ」が必要で、ターゲットを定める必要があります。最初はターゲットというよりは、「この人」と決めて、その人が喜んでくれる、共感してくれるであろう作品を書くと良いのではと思います。その人こそがキーパーソンになりますから。
まとめると……
①作者が行う段階
作品のターゲットを決める
>>>ターゲットのうちキーパーソンを決める
>>>キーパーソンに作品頒布
②PR段階
キーパーソンが感想を書く
>>>キーパーソンのコミュニティに広まる
>>>彼らが感想を書く
>>>それがまた別のコミュニティに…
>>>最終的に作品が広まっている!
こんな感じです。
次回は第1シリーズラストです。まとめを書いていきたいと思っております。
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