日刊言の葉・Vol.16「多くの人を感動させる方法」
自分で何かをつくっている人の場合、相手に何らかの感情を抱いてほしいと思いますよね。タイトルでは感動をあげましたが、面白いとか楽しい、悲しい、怖いとか色々な感情があるものです。
理屈では色々とあるのでしょうが、どうすればそういう感情を抱いてもらえるのでしょう。今回はそんなお話。
理屈では色々とあるのでしょうが、どうすればそういう感情を抱いてもらえるのでしょう。今回はそんなお話。
藤沢和希「多くのユーザーの感情に訴える作品を作り出すためには、まず自分をゆさぶることです。自分の心を動かせずに、人の心を動かすことはできません」
(さくら荘のペットな彼女の第11話より)
理屈でなくて、精神論的なことになってしまいますが、結局のところ自分で読んでその感情を抱けるかがとても重要なことなんだろうと思います。
とはいえ、自分でつくったもので同じ感情を抱けるの? と思いますよね。でも、世の中にはお決まりパターンで何十年間も続いている作品が現に存在しています。もしくは王道と呼ばれるものも。これらは強い感情を受け手に抱かせることが出来るから生き残っているわけです。
逆に言うと、一度読んだくらいで感情を覚えなくなるものは生き残らないということです。それは表面的なものでしかなく、心で感じる部分が少ないということですから。そして、それを一番確かめられるのは自分なのです。自分がつくっている以上、自分のなかでは何度もストーリーなどを考えているわけで普通の受け手よりも何倍も既視感を持ちますが、それでもやっぱりその感情を抱けるのなら受け手にも同じように感じてもらえる可能性は高いと言えるでしょう。
もちろん自分でつくったものには別の意味で感情移入していて客観的なものの見方をするのは難しいでしょうが、そこは自分のセンスを信じることです。他者と違うセンスを持ち合わせていることは必ずしもマイナスではありません。革新的なものを生み出す人はセンスがズレていなければいけませんからね。それを商品化するのはセンスではなくテクニックの範囲です。
というわけで、Let's Create!
とはいえ、自分でつくったもので同じ感情を抱けるの? と思いますよね。でも、世の中にはお決まりパターンで何十年間も続いている作品が現に存在しています。もしくは王道と呼ばれるものも。これらは強い感情を受け手に抱かせることが出来るから生き残っているわけです。
逆に言うと、一度読んだくらいで感情を覚えなくなるものは生き残らないということです。それは表面的なものでしかなく、心で感じる部分が少ないということですから。そして、それを一番確かめられるのは自分なのです。自分がつくっている以上、自分のなかでは何度もストーリーなどを考えているわけで普通の受け手よりも何倍も既視感を持ちますが、それでもやっぱりその感情を抱けるのなら受け手にも同じように感じてもらえる可能性は高いと言えるでしょう。
もちろん自分でつくったものには別の意味で感情移入していて客観的なものの見方をするのは難しいでしょうが、そこは自分のセンスを信じることです。他者と違うセンスを持ち合わせていることは必ずしもマイナスではありません。革新的なものを生み出す人はセンスがズレていなければいけませんからね。それを商品化するのはセンスではなくテクニックの範囲です。
というわけで、Let's Create!