マーケティングは幸せのためにある!
今回は「マーケティングの目的は何?」「それは幸せだ!」というお話です。
1.マーケティング=「価値」の定義化=幸福になるツール
マーケティングというと、「市場調査」や「プロモーション」を行って「利益をあげる」ために存在しているというイメージが世の中にはあるのではないかと思います。
でも、私はそうは思いません。もちろん利益はあげる必要がありますが、利益が目的になってはいけないと考えています。
では利益とは何か。ドラッガーは、利益は事業の結果を測る指標だ、と書いています。利益の大きさが目標を達成すればその事業は成功で、そうでなければ失敗です。
では、利益とはいかにして生み出されるか。それは顧客が商品・サービスの「価値」を認め、買ってくれることによって生じます。
ということは、売り手のほうは「価値」を明確に定義する必要があります。
その「価値」の明確な定義化がマーケティングの目的です。
では、「価値」が明確化されると何が起こるか。売り手には利益、買い手にはその「価値」が手に入ります。それは結果として双方の「幸せ」です。
逆に「価値」を明確に定義せず、売り手の真意と買い手の期待がすれ違ったときにはどうなるか。顧客は期待と違ったことにがっかりし、不満を感じるか、それを超えて怒りを覚えるでしょう。そしてその悪評が世に出回り、評判が落ち、利益に影響を及ぼすのです。これは結果的に双方「不幸せ」です。
2.利益の誘惑
しかし多くの場合、経営者につきまとうのは「利益の誘惑」です。
利益を出すには、顧客は多い方が当然良いです。顧客を多くする一番手っ取り早い方法は市場を広げることです。顧客の分母を増やすことで、利益になる分子を増やすことを考えるわけです。
確かに「価値」の明確な定義化は一定数の顧客を切り捨てることになります。こちらが望まないお客さんを意図的につくり出していますから。
ですが、市場を広げると、顧客へアピールするポイントを増やすか、一般化しなくてはいけません。大規模な組織なら出来るでしょうが、個人や少数組織でこれをやると力が分散して、顧客まで声が届かなくなります。
この「利益の誘惑」にとらわれると、なかなかことが前に進まなくなるのです。
3.目的は「利益」ではなく「幸せ」
「利益の誘惑」の最大のポイントは、「利益」が目的化してしまっていることです。目的化すると、とりあえず「利益」をあげようと思ってしまうのが人間のさがです。
ではなく、あくまで売り手・買い手双方の「幸せ」を追求することで結果的に「利益」が上がるのだと考え方を変えるべきです。
そして、それを達成するためのツールとしてマーケティングやその一部であるブランディング、プロモーションを活用してほしいと思います。
というわけで、今回はマーケティングの目的を考えてみました。
1.マーケティング=「価値」の定義化=幸福になるツール
マーケティングというと、「市場調査」や「プロモーション」を行って「利益をあげる」ために存在しているというイメージが世の中にはあるのではないかと思います。
でも、私はそうは思いません。もちろん利益はあげる必要がありますが、利益が目的になってはいけないと考えています。
では利益とは何か。ドラッガーは、利益は事業の結果を測る指標だ、と書いています。利益の大きさが目標を達成すればその事業は成功で、そうでなければ失敗です。
では、利益とはいかにして生み出されるか。それは顧客が商品・サービスの「価値」を認め、買ってくれることによって生じます。
ということは、売り手のほうは「価値」を明確に定義する必要があります。
その「価値」の明確な定義化がマーケティングの目的です。
では、「価値」が明確化されると何が起こるか。売り手には利益、買い手にはその「価値」が手に入ります。それは結果として双方の「幸せ」です。
逆に「価値」を明確に定義せず、売り手の真意と買い手の期待がすれ違ったときにはどうなるか。顧客は期待と違ったことにがっかりし、不満を感じるか、それを超えて怒りを覚えるでしょう。そしてその悪評が世に出回り、評判が落ち、利益に影響を及ぼすのです。これは結果的に双方「不幸せ」です。
2.利益の誘惑
しかし多くの場合、経営者につきまとうのは「利益の誘惑」です。
利益を出すには、顧客は多い方が当然良いです。顧客を多くする一番手っ取り早い方法は市場を広げることです。顧客の分母を増やすことで、利益になる分子を増やすことを考えるわけです。
確かに「価値」の明確な定義化は一定数の顧客を切り捨てることになります。こちらが望まないお客さんを意図的につくり出していますから。
ですが、市場を広げると、顧客へアピールするポイントを増やすか、一般化しなくてはいけません。大規模な組織なら出来るでしょうが、個人や少数組織でこれをやると力が分散して、顧客まで声が届かなくなります。
この「利益の誘惑」にとらわれると、なかなかことが前に進まなくなるのです。
3.目的は「利益」ではなく「幸せ」
「利益の誘惑」の最大のポイントは、「利益」が目的化してしまっていることです。目的化すると、とりあえず「利益」をあげようと思ってしまうのが人間のさがです。
ではなく、あくまで売り手・買い手双方の「幸せ」を追求することで結果的に「利益」が上がるのだと考え方を変えるべきです。
そして、それを達成するためのツールとしてマーケティングやその一部であるブランディング、プロモーションを活用してほしいと思います。
というわけで、今回はマーケティングの目的を考えてみました。