創造でビジネスをするための基本(試論)
第10回:まとめ~作品ではなく、あなたを売ろう!~
このシリーズも今回で一区切りです。
今回はまとめをしていきたいと思います。
大きく分けるとこのシリーズでは3つのステップを踏んでいます。
①あなた自身のファンをつくる
②作品とあなたをリンクさせる
③作品をプロモーションする
まずは、「①あなた自身のファンをつくる」をおさらいです。
人は、他人が強く興味を持つものに影響されて関心を持つようになります。ですが、無名なあなたに強く興味を持つ人は稀でしょうから、まずは自分で自分に強い興味を持つ必要があります。そのための一つの手段として、「好きなものやことを発信しまくる」ということを提案してみました。こうすると、"ファンの種"を獲得出来るはずだ!というわけです。
次に、ただ単に発信するのももったいないので、「キャラ付け」をしようという話になります。キャラはあなた自身のパッケージ、包装紙のような役割を果たします。例えば、中身がかわいい人形でも、箱にどくろが書いてあったら、人形好きな人が開ける可能性って低くなりますよね。逆にかわいい箱なら喜んで開けてもらえる可能性は高くなります。
では、どうやってキャラ付けをするのか。私は以下の方法を説明してみました。
●あなたは他の人にどう役に立つ?
●あなたは他の人をどんな良い気持ちに出来る?
→この質問の答えをうまく融合するイメージを考える(ブランディング・アイディア)
→これをより一般的に「性格」や「ポジション」でとらえる(ブランディング・パーソナリティ)。
→それがあなたのキャラクター!!
ここまでで①はおしまいです。好きなことをキャラと関連付けて発信しまくると、気にしてくれる人が現れてファンになってくれる、という流れです。
そして、ステップは次に移ります。「②作品とあなたをリンクさせる」です。
人間が何かを買う場合、動機が必要です。その動機をつくり出してしまおうというわけです。そこでストーリーをつくろうと提案しています。このストーリー作りにけるポイントは2点。
1.あなたのキャラクターと結びつけること
2.商品のキャラクター付けを行うこと
「あのキャラの人が、こういうキャラをもった作品をつくった」ということを聞いただけで、ワクワクするようなストーリーをつくるというわけです。これが動機の提供です。
次に、「③作品をプロモーションする」です。
ここでは、作品のキャラ、そしてターゲットを絞ってプロモーションするということを提案しています。宣伝を受けた人が自分と似た人に広げてくれることを期待するスタイルです。ただし、このためには、作品制作段階からある程度明確なターゲット設定を行うことを必要とします。ちょっとビジネス色が強いですね。
以上のような段階を踏むと、消費者に「買ってみようかな」と思ってもらえるのではないか!と考えている次第であります。
タイトルにもありますが、私は「作品を売る」というよりは、それらをつくり出す「あなた自身に価値を感じてもらえるようにする」ほうが、作品単体を売り込むこより効果があるのではないかと考えています。アマチュアの人の作品を単体で売りこんでもなかなか買ってもらえないのが実情でしょう。
作品を買うまでのストーリー(もしくはコンテクスト)を、どれだけ提供できるかが勝負です!
なお、このシリーズでは作品のクオリティには踏み込んでいませんが、一定以上のレベル(普通に読めるね♪という程度)にあると多くの人に認められるレベルであれば、そこまで気にしなくても良いというスタンスをとっています。創作というのはつくっていくうちに上達するものですし、好きなら自然と向上策を練るだろうという考えがあるからです。逆に好きではないけど「仕事」として割り切ってやる場合には、それ相応の行動が必要でしょうがここでは省略します。
さて、これで第1シリーズは終了です。次シリーズは実践編をお送りしようと思っていますが、実験対象が自分だけにどうなるか分かりません。気を長くしてお待ちいただければと思います。以上、終了です。
第9回へ この回が最終回です。読んでいただきありがとうございました。
今回はまとめをしていきたいと思います。
大きく分けるとこのシリーズでは3つのステップを踏んでいます。
①あなた自身のファンをつくる
②作品とあなたをリンクさせる
③作品をプロモーションする
まずは、「①あなた自身のファンをつくる」をおさらいです。
人は、他人が強く興味を持つものに影響されて関心を持つようになります。ですが、無名なあなたに強く興味を持つ人は稀でしょうから、まずは自分で自分に強い興味を持つ必要があります。そのための一つの手段として、「好きなものやことを発信しまくる」ということを提案してみました。こうすると、"ファンの種"を獲得出来るはずだ!というわけです。
次に、ただ単に発信するのももったいないので、「キャラ付け」をしようという話になります。キャラはあなた自身のパッケージ、包装紙のような役割を果たします。例えば、中身がかわいい人形でも、箱にどくろが書いてあったら、人形好きな人が開ける可能性って低くなりますよね。逆にかわいい箱なら喜んで開けてもらえる可能性は高くなります。
では、どうやってキャラ付けをするのか。私は以下の方法を説明してみました。
●あなたは他の人にどう役に立つ?
●あなたは他の人をどんな良い気持ちに出来る?
→この質問の答えをうまく融合するイメージを考える(ブランディング・アイディア)
→これをより一般的に「性格」や「ポジション」でとらえる(ブランディング・パーソナリティ)。
→それがあなたのキャラクター!!
ここまでで①はおしまいです。好きなことをキャラと関連付けて発信しまくると、気にしてくれる人が現れてファンになってくれる、という流れです。
そして、ステップは次に移ります。「②作品とあなたをリンクさせる」です。
人間が何かを買う場合、動機が必要です。その動機をつくり出してしまおうというわけです。そこでストーリーをつくろうと提案しています。このストーリー作りにけるポイントは2点。
1.あなたのキャラクターと結びつけること
2.商品のキャラクター付けを行うこと
「あのキャラの人が、こういうキャラをもった作品をつくった」ということを聞いただけで、ワクワクするようなストーリーをつくるというわけです。これが動機の提供です。
次に、「③作品をプロモーションする」です。
ここでは、作品のキャラ、そしてターゲットを絞ってプロモーションするということを提案しています。宣伝を受けた人が自分と似た人に広げてくれることを期待するスタイルです。ただし、このためには、作品制作段階からある程度明確なターゲット設定を行うことを必要とします。ちょっとビジネス色が強いですね。
以上のような段階を踏むと、消費者に「買ってみようかな」と思ってもらえるのではないか!と考えている次第であります。
タイトルにもありますが、私は「作品を売る」というよりは、それらをつくり出す「あなた自身に価値を感じてもらえるようにする」ほうが、作品単体を売り込むこより効果があるのではないかと考えています。アマチュアの人の作品を単体で売りこんでもなかなか買ってもらえないのが実情でしょう。
作品を買うまでのストーリー(もしくはコンテクスト)を、どれだけ提供できるかが勝負です!
なお、このシリーズでは作品のクオリティには踏み込んでいませんが、一定以上のレベル(普通に読めるね♪という程度)にあると多くの人に認められるレベルであれば、そこまで気にしなくても良いというスタンスをとっています。創作というのはつくっていくうちに上達するものですし、好きなら自然と向上策を練るだろうという考えがあるからです。逆に好きではないけど「仕事」として割り切ってやる場合には、それ相応の行動が必要でしょうがここでは省略します。
さて、これで第1シリーズは終了です。次シリーズは実践編をお送りしようと思っていますが、実験対象が自分だけにどうなるか分かりません。気を長くしてお待ちいただければと思います。以上、終了です。
第9回へ この回が最終回です。読んでいただきありがとうございました。