第3シリーズ 「福」業を考えてみませんか?
第5回 どんな副業をすればいい?
1.はじめに
やはり副業(福業)を考えるには、まず最初に何をすればいいのかにぶつかりますよね。
今回はそれを考えてみましょう。
やはり副業(福業)を考えるには、まず最初に何をすればいいのかにぶつかりますよね。
今回はそれを考えてみましょう。
2.副業の種を見つけよう
副業の内容を考える際には、まず自分の中にある種を見つけることが必要です。
いきなり「これが儲かりそう」、「これが話題」というような外部情報に惑わされると長続きしませんし、「福」が来なくなってしまいます。
種というのは「自分が好きなこと、やっていて幸せを感じること」です。これはどんなささいなことでもいいです。日常に忙殺されていたとしても一つぐらいは思い当たるものがあるのではないでしょうか。もし、何も思いつかないという場合は副業を考える前に自分と向き合ってあげるといいですよ。子供のときに夢中になったものなどはいいヒントになります(好きなこと診断法というページもありますので、よかったらこちらもどうぞ)。
私の場合は、「さいころを振ってプロ野球」「さいころを振って選挙シミュレーション」などが好きでした。え、おかしい? まあ、私変わってるので……。
今度はこの種から内容を広げていきます。
副業の内容を考える際には、まず自分の中にある種を見つけることが必要です。
いきなり「これが儲かりそう」、「これが話題」というような外部情報に惑わされると長続きしませんし、「福」が来なくなってしまいます。
種というのは「自分が好きなこと、やっていて幸せを感じること」です。これはどんなささいなことでもいいです。日常に忙殺されていたとしても一つぐらいは思い当たるものがあるのではないでしょうか。もし、何も思いつかないという場合は副業を考える前に自分と向き合ってあげるといいですよ。子供のときに夢中になったものなどはいいヒントになります(好きなこと診断法というページもありますので、よかったらこちらもどうぞ)。
私の場合は、「さいころを振ってプロ野球」「さいころを振って選挙シミュレーション」などが好きでした。え、おかしい? まあ、私変わってるので……。
今度はこの種から内容を広げていきます。
3.種をまいてみる
種を手に入れたらとりあえずまいてみないことには始まりません。
こういう場合の種まきで大事なのは、「どうしてこれが好きなんだろう?」という自問自答です。
実は自分が「これが好き!」と思っていることには土台に共通する好みがあるのです。竹などは同じ根っこから何本も生えますが、あれと同じようなものです。今自分が好きだと思っていることは、氷山の一角に過ぎず、もっと深いレベルで好感を感じるセンサーに反応しているのです。
これはなかなかすぐに分かるものではないのですが、種が多ければ多いほど見つけやすくなります。好きなことが複数の場合はすべてに共通するものを考えてください。また、時間がたつと「あ、こっちか」と思うことも多いのであまり決めつけず「こんな感じかなあ」と思う程度にしておきましょう。
私の場合は、「自分ではコントロール出来ないものを一人でトライアンドエラーを繰り返して形にする」ことが好きな感じがします。
種を手に入れたらとりあえずまいてみないことには始まりません。
こういう場合の種まきで大事なのは、「どうしてこれが好きなんだろう?」という自問自答です。
実は自分が「これが好き!」と思っていることには土台に共通する好みがあるのです。竹などは同じ根っこから何本も生えますが、あれと同じようなものです。今自分が好きだと思っていることは、氷山の一角に過ぎず、もっと深いレベルで好感を感じるセンサーに反応しているのです。
これはなかなかすぐに分かるものではないのですが、種が多ければ多いほど見つけやすくなります。好きなことが複数の場合はすべてに共通するものを考えてください。また、時間がたつと「あ、こっちか」と思うことも多いのであまり決めつけず「こんな感じかなあ」と思う程度にしておきましょう。
私の場合は、「自分ではコントロール出来ないものを一人でトライアンドエラーを繰り返して形にする」ことが好きな感じがします。
4.好き!の三幕構成
好感センサーの存在がぼんやり分かってきたら、今度はそれを伝える方法を考えていきます。副業とはいえ、一応ビジネスですから相手に価値を分かってもらわないといけませんからね。
小説などの分野では三幕構成というテクニックがあります。いわゆるプロットなどで物語の流れを考える際に使うフレームワークですね。
具体的には、
一幕:目的を示す(設定)
二幕:目的を達成するための動き(衝突)
三幕:目的の達成(解決)
というものです。
例えば桃太郎では、「鬼退治を決める」「犬・きじ・猿を家来にして鬼が島へ行き鬼と対決」「鬼退治を終えて帰ってくる」という三幕構成になっています。
とはいえ、これは小説や脚本に使うものです。副業と何の関係があるのさ?とお思いになるかもしれません。しかし、これは読者が物語を魅力的、要は面白い・好きだと感じる法則を表したものです。ということは、あなたが好きなこともこの三幕構成に沿って体験したから好きになったと考えられませんか。
実際に考えると、以下のような動きがあることが考えられます。
一幕:疑問
二幕:実践
三幕:面白さに気づく
三幕が好感センサーです。二幕が実際にあなたが好きなこと。一幕はそのきっかけです。
ここでのポイントは三幕は共通していても一幕と二幕はたくさんのパターンをつくれるということです。好感センサーに反応さえすれば「面白い・これは好きだ」と思えるのですから、そのための手段は実はたくさんあります。それに気が付くと世界が一気に広がります。
私の場合は「自分ではコントロール出来ないものを一人でトライアンドエラーを繰り返して形にする」が三幕だったので、これにつながるようなものは何でも二幕に出来ます。ここで始めて社会に必要とされているものは何か、自分の得意なことは何かというような外部情報を入れて考えます。これが一幕になります。
結果的に私は、電子書籍作成代行やそれに関するコンサルティングを仕事にしているわけですが、それは以下のような三幕構成に基づいています。
一幕:これからの時代は社会が不安定化していくと思われるので自分の考えやノウハウ、作品を世に発信してお金を得ていることが重要になる。そしてそれは低コストでなければならない。また、自分はHTMLがある程度分かる。
二幕:その一つの手段として電子書籍がある。なので、そういう思いを持つ人の手伝いをする。
三幕:自分ではコントロール出来ないもの(依頼)を一人でトライアンドエラーを繰り返して形にすることが楽しい。
好感センサーの存在がぼんやり分かってきたら、今度はそれを伝える方法を考えていきます。副業とはいえ、一応ビジネスですから相手に価値を分かってもらわないといけませんからね。
小説などの分野では三幕構成というテクニックがあります。いわゆるプロットなどで物語の流れを考える際に使うフレームワークですね。
具体的には、
一幕:目的を示す(設定)
二幕:目的を達成するための動き(衝突)
三幕:目的の達成(解決)
というものです。
例えば桃太郎では、「鬼退治を決める」「犬・きじ・猿を家来にして鬼が島へ行き鬼と対決」「鬼退治を終えて帰ってくる」という三幕構成になっています。
とはいえ、これは小説や脚本に使うものです。副業と何の関係があるのさ?とお思いになるかもしれません。しかし、これは読者が物語を魅力的、要は面白い・好きだと感じる法則を表したものです。ということは、あなたが好きなこともこの三幕構成に沿って体験したから好きになったと考えられませんか。
実際に考えると、以下のような動きがあることが考えられます。
一幕:疑問
二幕:実践
三幕:面白さに気づく
三幕が好感センサーです。二幕が実際にあなたが好きなこと。一幕はそのきっかけです。
ここでのポイントは三幕は共通していても一幕と二幕はたくさんのパターンをつくれるということです。好感センサーに反応さえすれば「面白い・これは好きだ」と思えるのですから、そのための手段は実はたくさんあります。それに気が付くと世界が一気に広がります。
私の場合は「自分ではコントロール出来ないものを一人でトライアンドエラーを繰り返して形にする」が三幕だったので、これにつながるようなものは何でも二幕に出来ます。ここで始めて社会に必要とされているものは何か、自分の得意なことは何かというような外部情報を入れて考えます。これが一幕になります。
結果的に私は、電子書籍作成代行やそれに関するコンサルティングを仕事にしているわけですが、それは以下のような三幕構成に基づいています。
一幕:これからの時代は社会が不安定化していくと思われるので自分の考えやノウハウ、作品を世に発信してお金を得ていることが重要になる。そしてそれは低コストでなければならない。また、自分はHTMLがある程度分かる。
二幕:その一つの手段として電子書籍がある。なので、そういう思いを持つ人の手伝いをする。
三幕:自分ではコントロール出来ないもの(依頼)を一人でトライアンドエラーを繰り返して形にすることが楽しい。
5.面白さを共有する
副業のポイントは、自分の面白さを買い手と共有することです。価値を理解してもらって説得するのが普通のビジネスですが、これを個人でやるのはかなり大変ですし、企業と競合すると勝つのが難しくなります。個人は誰かと競合してはいけません。競合しないためには、面白さを「私も面白いと思う!」と言ってもらうのが一番手軽です。感情の共有なのでパイを奪うのではなくつくることができます。
この共有方法を考える場合にも三幕構成が役に立ちます。「疑問」→「解決」→「納得」を意識して面白さを伝えると伝わりやすくなるはずです。
この辺は私もまだまだなので、精進したいと思います。
副業のポイントは、自分の面白さを買い手と共有することです。価値を理解してもらって説得するのが普通のビジネスですが、これを個人でやるのはかなり大変ですし、企業と競合すると勝つのが難しくなります。個人は誰かと競合してはいけません。競合しないためには、面白さを「私も面白いと思う!」と言ってもらうのが一番手軽です。感情の共有なのでパイを奪うのではなくつくることができます。
この共有方法を考える場合にも三幕構成が役に立ちます。「疑問」→「解決」→「納得」を意識して面白さを伝えると伝わりやすくなるはずです。
この辺は私もまだまだなので、精進したいと思います。
6.おわりに
まとめると、
①自分が好きなこと、やっていて幸せを感じることを「種」にする。
②その「種」に共通する好きな理由を考える。
③これを三幕構成にあてはめて、②につながる手段と理由を考える(いくつでも可)。
④面白さを共有するために三幕構成に沿って、それを伝えていく。
という感じです。
どんな副業をすればいいのかという問いの答えとしては「自分が好きなことに共通する、それが好きな理由につながるものなら何でもよい」ということになります。選択するときには、自分の得意なことや、社会的状況をふまえて決めるといいでしょう。ただ、やりたくないことはやらなくても構いませんよ。
「こうだ!」と言えなくて申し訳ありませんが、「こうだ!」と言っているものは怪しいのであまり信用しない方がいいとは思います……。歯切れがいいので求めたくなる気持ちは分かるんですけどね。
次回はもっと具体的な副業の手段(プラットフォームなど)などを考えていきます。
ではでは!
まとめると、
①自分が好きなこと、やっていて幸せを感じることを「種」にする。
②その「種」に共通する好きな理由を考える。
③これを三幕構成にあてはめて、②につながる手段と理由を考える(いくつでも可)。
④面白さを共有するために三幕構成に沿って、それを伝えていく。
という感じです。
どんな副業をすればいいのかという問いの答えとしては「自分が好きなことに共通する、それが好きな理由につながるものなら何でもよい」ということになります。選択するときには、自分の得意なことや、社会的状況をふまえて決めるといいでしょう。ただ、やりたくないことはやらなくても構いませんよ。
「こうだ!」と言えなくて申し訳ありませんが、「こうだ!」と言っているものは怪しいのであまり信用しない方がいいとは思います……。歯切れがいいので求めたくなる気持ちは分かるんですけどね。
次回はもっと具体的な副業の手段(プラットフォームなど)などを考えていきます。
ではでは!