あなたもブランディング、やってみる?
今回は、「ブランディング7つの原則」という本の紹介です。
この本はブランディングの手法について、かなり細かく書かれています。ただ、経営者向けの本という感じなので、ちょっととっつきにくいところがあります。
なので、ブランディングのプロセスを大ざっぱにまとめてみました。
ステップは7つですが、大きく分けると5つのブロックになると私は思いましたのでそのようにします。なお、本では会社向けになっていますが、個人向けという想定に変えています。
自分ならどう答えるかな、どういう行動が出来るかな(作品作り、販促など)ということを考えつつ読んでみるといいかもしれません。
はじめに~そもそもブランディングって何だ?~
ブランド
=「適切にマネジメントされれば、識別性と差別性と価値を創出するもの」(P14)
=お客さんからすると、「ごひいきしたくなる”何か”」(P15)
ブランディング
=その商品や会社を「最愛のもの」と思ってもらえるようにする取り組み(P9)
(良い商品をつくれば売れるわけではない)
=お客さんに「ごひいきしたい」と思ってもらう”意図的な”取り組み(P15)
①準備編
Q1:あなたはそれをすることで目指すゴールは何ですか?
Q2:受け手が実は欲しがっているニーズは何だと思いますか?
(本にはありませんが、あなたが自分で「なんでこれが無いんだ!」と思っているものがこれの回答になることがあります。参考までに)
Q3:他の人との一番の違いは何だと思いますか?
これらの回答がブランディングの下敷きになります。
②ベース作り
ブランド・プロポジション(中核概念)を決めます。
①で考えた下敷きを発展させます。なお、キャッチフレーズと同じでないことが多いので注意が必要です。
条件は以下。
・①で考えた答えが含まれていること
・30文字以内
・言っていることは1つだけ
・お客さんに対して提案性がある
・他の人との差別化が出来ている
・自分自身(あるいは仲間)の活動の求心力となるもの
・将来の可能性や方向性をもイメージさせるもの
・「安心」「安全」「快適」「地球に優しい」「地域貢献」「企業市民」「伝統・実績」「顧客満足」というようなどこでも使えるような言葉は使わない(誰でも持っていて当たり前)
本で出ていた例(P197)
<日立アロカメディカル>
・世界初の超音波診断装置を開発した会社。他には放射線測定装置や検体検査装置をつくっているそう。
・社員さんの言葉
「ウチは昔から、目に見えないものをどうやって見るか、に力を注いできた」
(意志ですね。①のQ1に通じます)
「超音波診断装置で胎児を見るって、幸せの変化の確認でもある」
(これはニーズですので、①のQ2に通じます)
↓
・コアになる概念
「兆しや変化を『見る』ことで人や社会の安心はもっと確かなものになる」
↓
・ブランドプロポジショナル
「illuminate the change」に決定!
(見えないものを見る/変化を照らす)
③表現
ブランド・プロポジションは、あなたのそれにまつわる活動全ての指針になります。そのため、目に見えるもの、もしくは語り、コミュニケーションなどの表現はすべてブランド・プロポジションに則る必要があり、それに合致しているかの検討が常に必要になります。
④内部浸透/外部コミュニケーション
自分一人の場合はあまり関係ありませんが、集団の場合は集団のメンバーにもこれを理解してもらう必要があります。
(自発的にやってみたくなる仕組みづくりが必要。上意下達では上手くいかない)
また、外部とコミュニケーションする場合にも重要です。外部というのはお客さんはもちろん、いわゆる取引先や業務委託先も含みます。何をするにも必ずブランド・プロポジショナルを意識する必要があります。
⑤効果測定
効果が出ているのかを検証し、フィードバックします。
という感じなのですが、まあ難しいですよね。
ただ、①と②に関してはやって損は無いと思います。
行動指針が漠然としていたり、「好き嫌い」になっていると、上手く伝わらない可能性があります。
あとは、「誰に向けたものなのか?」も重要ですね。これは絞るだけ絞るべきです。絞らないと活動に「色」が出ません。狭くて濃い~ものであればあるほど人が寄ってきます。
でも、これ自分一人でやるのは結構しんどいです。自分で自分を考えてみましたが、あまり上手くいきませんでした。誰かと話しながら考えてみるのが一番良いかもしれません。
本ではもっと具体的に、こういう方法で回答を導く、というものが書いてあります。軽く読むものというよりは、勉強するときの参考書みたいな扱いの本かなという感じです。
興味がある方は読んでみてください!
<参考/引用文献>
この本はブランディングの手法について、かなり細かく書かれています。ただ、経営者向けの本という感じなので、ちょっととっつきにくいところがあります。
なので、ブランディングのプロセスを大ざっぱにまとめてみました。
ステップは7つですが、大きく分けると5つのブロックになると私は思いましたのでそのようにします。なお、本では会社向けになっていますが、個人向けという想定に変えています。
自分ならどう答えるかな、どういう行動が出来るかな(作品作り、販促など)ということを考えつつ読んでみるといいかもしれません。
はじめに~そもそもブランディングって何だ?~
ブランド
=「適切にマネジメントされれば、識別性と差別性と価値を創出するもの」(P14)
=お客さんからすると、「ごひいきしたくなる”何か”」(P15)
ブランディング
=その商品や会社を「最愛のもの」と思ってもらえるようにする取り組み(P9)
(良い商品をつくれば売れるわけではない)
=お客さんに「ごひいきしたい」と思ってもらう”意図的な”取り組み(P15)
①準備編
Q1:あなたはそれをすることで目指すゴールは何ですか?
Q2:受け手が実は欲しがっているニーズは何だと思いますか?
(本にはありませんが、あなたが自分で「なんでこれが無いんだ!」と思っているものがこれの回答になることがあります。参考までに)
Q3:他の人との一番の違いは何だと思いますか?
これらの回答がブランディングの下敷きになります。
②ベース作り
ブランド・プロポジション(中核概念)を決めます。
①で考えた下敷きを発展させます。なお、キャッチフレーズと同じでないことが多いので注意が必要です。
条件は以下。
・①で考えた答えが含まれていること
・30文字以内
・言っていることは1つだけ
・お客さんに対して提案性がある
・他の人との差別化が出来ている
・自分自身(あるいは仲間)の活動の求心力となるもの
・将来の可能性や方向性をもイメージさせるもの
・「安心」「安全」「快適」「地球に優しい」「地域貢献」「企業市民」「伝統・実績」「顧客満足」というようなどこでも使えるような言葉は使わない(誰でも持っていて当たり前)
本で出ていた例(P197)
<日立アロカメディカル>
・世界初の超音波診断装置を開発した会社。他には放射線測定装置や検体検査装置をつくっているそう。
・社員さんの言葉
「ウチは昔から、目に見えないものをどうやって見るか、に力を注いできた」
(意志ですね。①のQ1に通じます)
「超音波診断装置で胎児を見るって、幸せの変化の確認でもある」
(これはニーズですので、①のQ2に通じます)
↓
・コアになる概念
「兆しや変化を『見る』ことで人や社会の安心はもっと確かなものになる」
↓
・ブランドプロポジショナル
「illuminate the change」に決定!
(見えないものを見る/変化を照らす)
③表現
ブランド・プロポジションは、あなたのそれにまつわる活動全ての指針になります。そのため、目に見えるもの、もしくは語り、コミュニケーションなどの表現はすべてブランド・プロポジションに則る必要があり、それに合致しているかの検討が常に必要になります。
④内部浸透/外部コミュニケーション
自分一人の場合はあまり関係ありませんが、集団の場合は集団のメンバーにもこれを理解してもらう必要があります。
(自発的にやってみたくなる仕組みづくりが必要。上意下達では上手くいかない)
また、外部とコミュニケーションする場合にも重要です。外部というのはお客さんはもちろん、いわゆる取引先や業務委託先も含みます。何をするにも必ずブランド・プロポジショナルを意識する必要があります。
⑤効果測定
効果が出ているのかを検証し、フィードバックします。
という感じなのですが、まあ難しいですよね。
ただ、①と②に関してはやって損は無いと思います。
行動指針が漠然としていたり、「好き嫌い」になっていると、上手く伝わらない可能性があります。
あとは、「誰に向けたものなのか?」も重要ですね。これは絞るだけ絞るべきです。絞らないと活動に「色」が出ません。狭くて濃い~ものであればあるほど人が寄ってきます。
でも、これ自分一人でやるのは結構しんどいです。自分で自分を考えてみましたが、あまり上手くいきませんでした。誰かと話しながら考えてみるのが一番良いかもしれません。
本ではもっと具体的に、こういう方法で回答を導く、というものが書いてあります。軽く読むものというよりは、勉強するときの参考書みたいな扱いの本かなという感じです。
興味がある方は読んでみてください!
<参考/引用文献>