SNSをビジネス的用途で使う方法:第1回「Twitterの特徴を知ろう!」
ネットを恒常的にやる人のほとんどがしていると言っても過言ではないTwitter。個人利用だけでなく、企業も積極的に利用するところが増えてきたと思います。
しかし、Twitterをウェブ広告の一種とだけみなしているとあまり効果が期待できません。どうすれば効果的に使えるのでしょうか。
それを知るには、まずTwitterの特徴をおさえておく必要があります。
Twitterの特徴
☆匿名なようで完全に匿名ではないというアンバランスさ
Twitterはフェイスブックとは違い、基本的に匿名です。なので、記名性と匿名性の軸で言えば、確実に匿名性SNSの分類に入ります。
しかし、匿名性SNSの最高峰である掲示板に比べると、「書くこと」へのハードルはやや高いです。
なぜなら、Twitterには自分とフォロワーの擬似的な社会があるからです。あまりおかしなことをつぶやくとその社会に存在できなくなりますし、そこまでいかなくてもフォロワーの反応を気にして投稿することも多いのではないでしょうか。
Twitterで何かする場合は、ここに注意を払う必要があります。Twitter上にある擬似社会を揺るがすような発言や、フォロワーを傷つけたり見下すような発言をするのは、ビジネスアカウントでは御法度です。これをするとその社会から事実上追放されてしまいかねないのです。
だからといって、あまりに気を遣いすぎるのも考えものです。それに関して考えましょう。
☆宣伝ツイートは嫌われる
前述のような危機を避ける一番の方法は、宣伝ツイートしかしないというものです。よっぽどのことが無ければトラブルにはなりません。しかし、これはこれでフォロワーから嫌がられます。
回数をしぼって行うのであれば大丈夫かなと思いますが、連投をしたり何度も何度もやると、宣伝に興味が向けられないばかりか、フォロワーにリムーブされかねません。
Twitterをしている人は、情報収集しながらも、基本的にコミュニケーションをしたいと思っています。独り言だろうがなんだろうか、誰かに聞いてほしいのです。受動的な人でも、面白い情報や自分のためになる情報を見たいと思っています。そこに面白くも無ければ、興味も無い広告がたくさん来るわけなので、当然嫌がられます。
例えば、二人で会話しているところに、突然チラシを持った人がしつこくまとわりついてきたらどんな気分になりますか。もしくは、新聞を読んでいるところにそういう人が現れたら……。
たぶん嫌な気分になるでしょう。Twitterでも基本的には同じだと思っておいてください。
☆宣伝とコミュニケーションを兼ねる方法
では、どうしたら良いのか。一つの対策としては、コミュニケーションを主体に宣伝をするというものです。
具体的には、RT及び引用RTです。
例えば、あなたのコンテンツに関する感想が投稿されていたらそれをRTし、会話したくなるような内容であれば引用RTでコメントも付ける、というような方法です。
私の知っている範囲でこれを実際にやっているのは「新海誠作品PRスタッフ (@shinkai_works)」さんです。参考までに見てみると良いかと思います。
この方法を行うと、フォロワーとしてはそのコンテンツに対する生の感想や考え方を知ることができます。また、感想を投稿する側の人は、自分の感想が公式のアカウントに取り上げてもらえるかもという期待や自分の投稿がちゃんと届いているという実感を得ることが出来ます。これは単なるツイートをまるでファンレターのように機能させることが出来るという利点を発生させるのです。
「レビュー」、「レコメンド」はコンテンツ利用に大きな影響を与えます。これは完全任意でやってもらうのが普通ですが、報酬も無いのにやってもらうのは至難の業です。
アマゾンにおいて、たくさん利用者がいる商品でも100以上レビューがつくことはまれでしょう(たぶん)。利用者が少なければ1つつけるのも大変です。
その点、Twitterは簡単に投稿でき、とても楽なので、感想がTwitterのタイムラインを漂っている可能性は十分あります。そういう漂流感想を拾ってあげるとあっという間にレコメンドに化けてくれるのです。
また、RTしてもらうことが一種の報酬のように機能することも期待できるので、感想投稿率が少し上がるかもしれません。
おわりに
このような方法をとることで、Twitterが味気ない宣伝の場からコミュニケーションを取ることが出来る場に変化します。Twitterを宣伝の場ととらえている方は、消費者とのコミュニケーションをとる場であると捉え直してみてはいかがでしょうか。
今回はここまでです!
第2回へ
しかし、Twitterをウェブ広告の一種とだけみなしているとあまり効果が期待できません。どうすれば効果的に使えるのでしょうか。
それを知るには、まずTwitterの特徴をおさえておく必要があります。
Twitterの特徴
☆匿名なようで完全に匿名ではないというアンバランスさ
Twitterはフェイスブックとは違い、基本的に匿名です。なので、記名性と匿名性の軸で言えば、確実に匿名性SNSの分類に入ります。
しかし、匿名性SNSの最高峰である掲示板に比べると、「書くこと」へのハードルはやや高いです。
なぜなら、Twitterには自分とフォロワーの擬似的な社会があるからです。あまりおかしなことをつぶやくとその社会に存在できなくなりますし、そこまでいかなくてもフォロワーの反応を気にして投稿することも多いのではないでしょうか。
Twitterで何かする場合は、ここに注意を払う必要があります。Twitter上にある擬似社会を揺るがすような発言や、フォロワーを傷つけたり見下すような発言をするのは、ビジネスアカウントでは御法度です。これをするとその社会から事実上追放されてしまいかねないのです。
だからといって、あまりに気を遣いすぎるのも考えものです。それに関して考えましょう。
☆宣伝ツイートは嫌われる
前述のような危機を避ける一番の方法は、宣伝ツイートしかしないというものです。よっぽどのことが無ければトラブルにはなりません。しかし、これはこれでフォロワーから嫌がられます。
回数をしぼって行うのであれば大丈夫かなと思いますが、連投をしたり何度も何度もやると、宣伝に興味が向けられないばかりか、フォロワーにリムーブされかねません。
Twitterをしている人は、情報収集しながらも、基本的にコミュニケーションをしたいと思っています。独り言だろうがなんだろうか、誰かに聞いてほしいのです。受動的な人でも、面白い情報や自分のためになる情報を見たいと思っています。そこに面白くも無ければ、興味も無い広告がたくさん来るわけなので、当然嫌がられます。
例えば、二人で会話しているところに、突然チラシを持った人がしつこくまとわりついてきたらどんな気分になりますか。もしくは、新聞を読んでいるところにそういう人が現れたら……。
たぶん嫌な気分になるでしょう。Twitterでも基本的には同じだと思っておいてください。
☆宣伝とコミュニケーションを兼ねる方法
では、どうしたら良いのか。一つの対策としては、コミュニケーションを主体に宣伝をするというものです。
具体的には、RT及び引用RTです。
例えば、あなたのコンテンツに関する感想が投稿されていたらそれをRTし、会話したくなるような内容であれば引用RTでコメントも付ける、というような方法です。
私の知っている範囲でこれを実際にやっているのは「新海誠作品PRスタッフ (@shinkai_works)」さんです。参考までに見てみると良いかと思います。
この方法を行うと、フォロワーとしてはそのコンテンツに対する生の感想や考え方を知ることができます。また、感想を投稿する側の人は、自分の感想が公式のアカウントに取り上げてもらえるかもという期待や自分の投稿がちゃんと届いているという実感を得ることが出来ます。これは単なるツイートをまるでファンレターのように機能させることが出来るという利点を発生させるのです。
「レビュー」、「レコメンド」はコンテンツ利用に大きな影響を与えます。これは完全任意でやってもらうのが普通ですが、報酬も無いのにやってもらうのは至難の業です。
アマゾンにおいて、たくさん利用者がいる商品でも100以上レビューがつくことはまれでしょう(たぶん)。利用者が少なければ1つつけるのも大変です。
その点、Twitterは簡単に投稿でき、とても楽なので、感想がTwitterのタイムラインを漂っている可能性は十分あります。そういう漂流感想を拾ってあげるとあっという間にレコメンドに化けてくれるのです。
また、RTしてもらうことが一種の報酬のように機能することも期待できるので、感想投稿率が少し上がるかもしれません。
おわりに
このような方法をとることで、Twitterが味気ない宣伝の場からコミュニケーションを取ることが出来る場に変化します。Twitterを宣伝の場ととらえている方は、消費者とのコミュニケーションをとる場であると捉え直してみてはいかがでしょうか。
今回はここまでです!
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