お客さんは審査員ではありません!
クリエイターの方は作品をいろいろと生み出すわけですが、ついこんなことを言ったりします。
「評価してほしい」
ですが、よく考えてみると、この言葉って少しおかしいのです。
評価というのは優劣をつけたり、点数をつけることです。でも、お客さんはそんなことをするためにその作品を受容しているわけではありません。
もちろん中には批評趣味を持つ人もいるのでそれを目的にしている人もいますし、感想というかたちで評価に準じたものを結果としてはすることになるのですが、それは例外的であったり、結果論に過ぎない話です。
お客さんは常にニーズの充足を求めています。このニーズにはいろいろなものがあるのですが、芸術系統のものの場合は簡単に言ってしまえば「面白いものを受容して楽しくなりたい」のです。これは「ファニー」ということではなく、もっと深いレベルでの「面白さ」であり、「楽しさ」です。ちょっと抽象的に言えば、何らかのかたちでの「快楽」なのですが、なんかエロチックになるので(え?)、ここでは「楽しさ」にしておきます。
大多数のお客さんの目的がそこにあり、かつお客さんが審査員ではない以上、作品だけを投げて「さあ、評価して」というのはなんだかチグハグな感じになりますよね。
その作品の楽しみ方や導入を作り手がきちんと整備して、お客さんがその作品を最大限楽しめるような環境をつくることが作り手の重要な役割だと私は思います。作品自体は好きにつくったっていいんです。でもそれを楽しんでもらうには、一定の環境整備が必要なのです。
どんな素晴らしいテーマパークをつくっても、そこに至るまでの道路が一車線の未舗装だったらそのテーマパークに人は来ないでしょう。それと同じです。
あなたの作品はとても価値があるものですが、その価値を最大限に生かすには、お客さんが楽しめる環境をつくっていくことが重要ではないかと私は強く思いますし、そういう面で私もお手伝いなどできたらなあと思っております。
ではでは。
「評価してほしい」
ですが、よく考えてみると、この言葉って少しおかしいのです。
評価というのは優劣をつけたり、点数をつけることです。でも、お客さんはそんなことをするためにその作品を受容しているわけではありません。
もちろん中には批評趣味を持つ人もいるのでそれを目的にしている人もいますし、感想というかたちで評価に準じたものを結果としてはすることになるのですが、それは例外的であったり、結果論に過ぎない話です。
お客さんは常にニーズの充足を求めています。このニーズにはいろいろなものがあるのですが、芸術系統のものの場合は簡単に言ってしまえば「面白いものを受容して楽しくなりたい」のです。これは「ファニー」ということではなく、もっと深いレベルでの「面白さ」であり、「楽しさ」です。ちょっと抽象的に言えば、何らかのかたちでの「快楽」なのですが、なんかエロチックになるので(え?)、ここでは「楽しさ」にしておきます。
大多数のお客さんの目的がそこにあり、かつお客さんが審査員ではない以上、作品だけを投げて「さあ、評価して」というのはなんだかチグハグな感じになりますよね。
その作品の楽しみ方や導入を作り手がきちんと整備して、お客さんがその作品を最大限楽しめるような環境をつくることが作り手の重要な役割だと私は思います。作品自体は好きにつくったっていいんです。でもそれを楽しんでもらうには、一定の環境整備が必要なのです。
どんな素晴らしいテーマパークをつくっても、そこに至るまでの道路が一車線の未舗装だったらそのテーマパークに人は来ないでしょう。それと同じです。
あなたの作品はとても価値があるものですが、その価値を最大限に生かすには、お客さんが楽しめる環境をつくっていくことが重要ではないかと私は強く思いますし、そういう面で私もお手伝いなどできたらなあと思っております。
ではでは。